2022年12月6日火曜日

Workers K&T H MFG Co 定番デニム ストレートLot801, スリムテーパードLot802のインディゴとブラックが入荷しました

こんばんは。このブログをご覧いただきありがとうございます。
今夜はWORKERSの定番デニム ストレートLot801, スリムテーパードLot802のインディゴとブラックがそれぞれ全サイズ入荷しております。





今回改めてこのデニムパンツの魅力をご紹介させていただきます。 

シルエットはLot801がストレート、Lot802がスリムテーパード。どちらもインディゴとブラックの4種類。

ストレート。


いつまでも変わらないと思わているリーバイス501も少しずつシルエットが変わってきたように、このストレートは細すぎず、太すぎず、全く癖がなく本当に何十年先まで飽きずに毎年穿けそう(変わるけど)と思わせてくれるシルエットです。

スリムテーパード。


こちらの方はトレンドを意識した作りで、今時期にバッチリハマってくれるスリムテーパード。
だからと言って極端なピチピチのスキニーではなく、腰回りから膝にかけて程ゆとりのあるテーパード。
もしかしたら5年後は履いてないかもですが、10年後はタンスから引っ張り出して穿いたりする。
という印象です。

Lot801 Straight, Lot 802 Slim Tapered 共にフロントの仕様は同じ。
フロントボタンは今回新たに作った二本針仕様。
ビンテージをYKKさんに渡してめっき、刻印の入り方をできる限りクラシックな風合いに、小タックボタンも二本爪。
見えずらいですが、文字と星の下、梨地とでもいうのでしょうか、ざらざらした細かな柄を入れてもらいました。

打ち抜きリベット。これも、表・裏、両面に刻印が入り、できる限りあっさり細めに刻印を入れています。
コインポケット口は生地の耳を使っています。あえて、耳が見えない左右の折り方にしています。

801/802の最大の違い、隠しリベットのある・無しです。
802の方がヒップ周りのフィット感が少し強いので、体に当たって気になるほどではないのですが、特徴の一つとして裏カンのみとしています。


セルビッジの色はブルー。経糸と同じ、ロープ染色した糸を入れています。

綿はよりクラシックな雰囲気を醸し出すためにペルーやインド、ジンバブエコットンなんかもも聞いた事があります、そういった米綿以外を混ぜる方法もあります。
インディゴ染めにしても下染めでピュアインディゴとは違う味わいを作り出す方法もあるのですが、それらは行わずベーシックな米綿でピュアインディゴにこだわったそうです。

そして完成した商品の印象はど真ん中なベーシック。
誤解を恐れずに書けば、質の良い至って普通のデニムパンツ。それがカッコイイ。

見えない部分や一般の人には気付かれない場所にも徹底的にこだわりかつ、WORKERS自らの手でコットンからコントロールすることでコストを削りお手頃プライス。

見えない部分や素人には分かりずらい場所にコストをかけず、見えやすい部分や分かりやすい場所にはこれでもかと派手に飾り立て、アピールする事がビジネスの基本ではありますが、そんな胡散臭さにうんざりしている方は多い事でしょう。

店主もそんなインチキ臭いアイテムに嫌悪感を抱きつつ、古いバイクや車、ヴィンテージの家具や雑貨に魅力を感じています。
ヴィンテージではなくて新品でも、古いものに敬意を払い、本質をとらえたアイテムにお金を払いたい。

当たり前ですが、新製品はヴィンテージと同じものはもう作れませんし、今の時代、ジーンズはファッションであり、何を良しとするのかは意識的であれ無意識的であれ、それぞれのアイデンティティーからチョイスされているもだと思うし、自分以外の人はそれを見てあなたを判断する材料の一つとします。

このデニムは派手な縦落ちはせずリアルな縦落ち、2種類のシルエットも至って普通です。
その一見、普通に見えるジーンズを作るまでの過程には膨大な工程があり、それに対して知識と思想を当て込んで出来た、計算尽くの"普通のジーンズ"。
そして10やった事を隠さず、盛らずに10を伝える。

それを理解するとプライスは決して高くなく、むしろ安いのです。
だから儲からない。笑。けど長く愛される。






Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。

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