2016年11月14日月曜日

WORKERS 素材はデッキジャケット・形はA-1+G-1元に製作したブルゾン

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日はWORKERSの丈の短いジャンパー的なミリタリージャケットA-1をご紹介します。

名前はA-1ですが、「素材はデッキジャケット・形はA-1+G-1」いろんなミリタリージャケットをミックスしたブルゾンです。
表生地はデッキジャケットでおなじみのコットングログラン。13オンス程度で重く、また厚み・硬さもある素材。
裏地はコットン100の綾織(ツイル)。少しでもすべりが良くなるよう、糸の段階で短繊維を落とした物を使っています。

そしてポイントはリブ。袖口に縦方向縫い目が無い輪編みのリブ。別注で作るのでロットが必要で中々大変ですが、縦方向に縫い目が無いので全体がフラット。着心地が抜群です。

ボタンも「これ!」という形が無く、ナットボタンの切削加工でオリジナルを作り、表生地に合わせて染めています。

形はシンプルですが腰ポケットには左右ハンドウォーマーポケットあり。
裏地には内ポケット。
背面は手を前に出したときに突っ張らないようにアクションプリーツと、どこも良く考えた仕様。
ジーンズ・シャツの上に、また今年はUSN Sweaterがあるので、あのハイネックの上に一枚で羽織る。
つい手に取る、羽織る。ラフに扱っても大丈夫な素材。そんな1枚です。


首回りは立ち襟状のリブ。今回、製品名をどうするか悩みましたが、この襟周りも「A-1」と名付けた理由の一つ。ミリタリーのA-2以前に見られた、首・袖・袖口リブのパッチポケットスタイルのブルゾン。これの俗称で「A-1」というのが馴染みがあります。
背面にはG-1のディテールあり、素材はN-1。様々なミリタリーウェアの要素が混じっているのですが、全体のデザインスタイルが一番近い物は・・・と考え「A-1」と名付けました。

リブに開けたホール。リブにそのままボタンホールでは強度的に怖いので中に布をかませています。その布がホールの隙間からちらちら白く見えています。

ボタン側、リブ部分は力ボタンをつけています。

サイドからハンドウォーマー。上部からは物を入れられる二重構造のポケット。

上部のポケットにはかなりゆとりをつけています。物が入るスペースがあるので、そのスペース分が皺に成っています。

ナット切削加工で作ったオリジナルのボタン。それぞれの表生地の色に合わせて染色しています。

袖口のリブ。筒状で縦方向に縫い目が無い、「輪編みのリブ」。小寸の丸編み機でないと作れない物。
ミリタリーウェアのように、大量に同じ規格の物を作った時代はこのような専用機がたくさんあったのですが、現代の日本で探すと中々ありません。以前やってもらっていた業者さんも廃業され、また新たな業者さんが一台、小寸専用機を作ってもらったおかげでやっとできました。簡単そうで、設備が必要な部品なのです。

裏地はコットンツイル。短繊維をコーミング(綿を櫛ですく作業)で落とした糸で作った綾織生地。左前身頃側には斜めに物を落とせるポケット。携帯電話の収納を想定しています。

背面のプリーツ。腕が前に動いた時にこのプリーツが開いて背中が突っ張らないようにする、アクションプリーツ。G-1やM-41でおなじみの仕様。

素材 13.5オンス・コットン100%・グログラン
附属 ナットボタン
縫製 主要部綿糸
ワンウォッシュ製品 MADE IN JAPAN

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