2016年4月5日火曜日

寒い春のメンズコーディネート ジャケット&コート編

今日のコーディネート2件目はスプリングコート&ジャケット。
シルエットは綺麗目ですが、実はかなりカジュアルです。
ジャケットのディテールはカバーオールから、タイもブラックコバート(霜降りシャンブレー)、インナーはワークシャツです。さらにパンツの素材もモールスキン。

ジャケットスタイルながらも隠れワークスタイル。
珍しく何度も着ては脱ぎを繰り返してみてバッチリハマりました。
うちっぽくていい感じ。お気に入りの一枚になりました。
PANT KEMPEL"1007MOD PANTS" Made in JAPAN

コットン綾織りのベンタイルで作ったスプリングコート。

表生地のベンタイルは水をはじく撥水性があります。
もちろん、長く水につければ水は浸透するので家庭洗濯も可能。

デザインがシンプルで素材が良い、こんな一枚こそ長く着られる一枚。

カバーオール的な作りのポケット、トリプルステッチや金属ボタンはそのままにシルエットを定評のあるLoungeJacketにあてはめています。

素材は8オンスのチノ。ボタンはオリジナルで作ったタックボタン。
パリッとした綺麗なジャケットは間違い無いですが、カジュアル寄りのジャケットもとても便利です。

WORKERSの考える「最高のワークシャツ」
1928年、J.W.Championなる人が出願した特許のイラストを元に製作。

前立て、袖口の4本針環縫い。肩、袖ぐり、補強布をつける3本環縫い。
2枚の袖をはぎ合わせる細幅の2本針環縫い。
そして通気孔(ベンチレーションホール・菊穴)は約100年前のシンガー、99W67で開けています。

完全ハンドメイドのネクタイ。
大剣、小剣に裏がなく三巻してかがり縫いしています。中に入れる芯もあまり固く無いものを使いました。
そのためやわらかな仕上がりで、シャンブレーシャツやボタンダウンのようなカジュアルなシャツに巻いてもしっくりと落ち着きます。

大検先、めくると芯が見えます。より、形を保持するように一手間増やしてV字カットになっています。
大剣の裏に見えるループ状の糸、これがハンドメイドの証ともいえる糸の遊びです。


ヨーローッパワークをルーツとしたブランドらしく素材は起毛したモールスキンを使用。
シンプルながらパターンもよく考えられていてシルエットも立体的に作られていて、細身の割に良い穿き心地です。

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