2015年11月30日月曜日

Mister Freedom(SAIGON COWBOOY) 40'U.S.M.C.ジャケットがベースのウールジャケット

MISTER FREEDOMから2015年のコレクションタイトル"SAIGON COWBOOY"のウールジャケットが到着しました。

1940年代U.S.M.C(アメリカ海兵隊)のジャケットジャケットをベースにヘビーで肉厚の31.5オンスの起毛をさせていないウールメルトンを使用。

襟、カフス、ポケット等のパーツにDENIM P-COATでも使用された16オンスのミッドナイトデニムで切り替えており、よりエイジングが楽しめるようデザインされています。

裏地はベトナム戦争時に活躍したタイガーストライプの中でもゴールドタイガーストライプを。
※ゴールドタイガーとはベトナム戦争時、官給品より高い迷彩効果を狙って生まれたものであり、米軍の特殊部隊が現地調達したタイガーストライプで色合いからそう呼ばれています。

内ポケットは生地のセルビッチを利用したミッドナイトデニムを使っています。
ボタンはインディゴ染された本ナットボタン、上の動きをスムーズに動かせるように脇の下にガセットを装備、両サイドにウエストの幅が調節できるストラップが付いています。


デザイナーのクリストフがこだわり続けるのは、まずはコレクションの背景となる物語を完成させ、その登場人物が着用するスタイリングするという方法。

春夏コレクションは1960年代、サイゴンを拠点とするアメリカ軍兵士が、束の間の休息を楽しむために現地でオーダーしたローカルメードをのウェアをイメージしていましたが、この秋冬はさらに時代を遡ったアイテムを発表しています。

こちらのジャケットは1940年代U.S.M.C(アメリカ海兵隊)のジャケットを現地でリメイクをしたイメージが思い浮かべることができますね。

ちなみに先日の展示会でクリストフ氏にお会いでき、写真を撮っていただきました。
人柄は間違いなく素晴らしい。この方さらにお茶目でぶっ飛んでます。笑
だからこそこんなに素晴らしいアイテムを作れるんだなと改めて思いました。
唯一の反省点、店主のシャツがしわくちゃ。。笑


11月最後の日で、おそらくこれが最後の新作アウターです。
これにて全て出揃いました。
今期は特に品揃えには自信があります。
人生を豊かに、共にしてくれるアウターを見つけてくれたら嬉しいです。

フランスからLAに移住したヴィンテージコレクターChristophe Loiron(クリストフ・ルアロン)が2003年にハリウッドで始めたヴィンテージショップがミスターフリーダムです。
2006年からMister FreedomオリジナルとしてSUGAR CANEと共同でヴィンテージ素材やNew Old Stock(デッドストック)を使ったアメリカの古き良き時代のクラシカルなアイテムを展開しています。

2015年11月28日土曜日

FIVE BROTHER セールプライスのワイドピッチボーダーのウール100%ハイゲージセーター

アメリカの老舗メーカーFIVE BROTHERからセールプライスでワイドピッチボーダーのウール100%ハイゲージセーターが入荷です。

IVY,PREPPIEをイメージさせるカラーリングとボーダーに一目惚れっす。
普段はお店の残り物を着ている店主ですが、今回は自分用をして一枚多く入荷させました。

プライスもお手頃で提供で、Sサイズは小さめなので女子にもいけちゃいますよ。



1890年にNYで設立された老舗ブランドでワークウェアやアウトドアウェア製品を作り続けています。
着心地の良さや耐久性の高い製品は、当時の労働者に人気となり、ヘビーウエイトのフランネルシャツが代表的なアイテムとして有名です。

2015年11月27日金曜日

お休みのお知らせ11月29日(日)

次の日曜日11月29日は友人の結婚PARTYの為、店舗、ネットショップ共にお休みをさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたします。
どうぞ宜しくお願い致します。

ANACHRONORM ISLAMD KNIT WORKSに別注した本革スウェードのグローブ

ANACHRONORMがISLAMD KNIT WORKSに別注した本革スウェードのグローブです。

表地は本革スウェード、薄く柔らかい革は雰囲気抜群で、手を動かしやすく出来ています。
インナーは保温性があり肌触りの良い毛足の短いフリース。

昔のワーククローブのように手首を締め付けないシルエットがかっこいいっす。
毎年足りなくなるこちらのシリーズは、本革スウェードの国産にしてはプライスもお買い得ってのもあるのかもしれませんね。

ANACHRONORM
ブランド名のANACHRONORMとは「anachronism(良い意味での時代錯誤)」と「norm(基準)」との造語”から由来している。次の時代のヴィンテージ、そしてスタンダード”をコンセプトにして、技術的には未成熟で粗野なモノづくり感を、現代の生地・縫製・加工技術で表現。 日本の素材・技術をふんだんに使い、手作業ならではのシワ、ダメージ感、風合い、味わいを今の新しいスタイルで提案する。

2015年11月23日月曜日

2015F/W THE MILITARY OUTER

気がついたらずいぶん寒くなりましたねー。

今日ご紹介するのは今期Rhythmで充実しているミリタリー(軍物)ジャケット&アウターです。

オリジナルを研究し尽くした完全レプリカから、軽くて暖かく使い勝手良くデザインをモチーフにモデファイトされた物まで目白押し。

メーカーさんやそのアイテムそれぞれが目指す方向を理解する事により、スタイルのコーディネートや着る場面などに役に立ってくれると思います。




まずは当時のヴィンテージの完全レプリカ。
バズリクソンズから軍物の定番アウターN-1、通称デッキジャケット。
第二次世界大戦から朝鮮戦争にかけてアメリカ海軍の艦艇乗務員用として採用されていました。
風が強く天候の変わりやすい海の上に居る人のために設計されたアウターなので、暖かさは最強です。

表地は風を通しにくいジャングルクロスという高密度素材コットン生地、裏地は保温性のあるアルパカ混のウールパイルを全面に使用、袖口はニットリブでこちらも袖に風が入ってこないのでバイクを乗られる方なんかに人気があります。

色で年代と微妙なディテールの違いがあります。
カーキが1945年のN-1、ネイビーが1944年のN-1。

カーキの1945年の方が簡易的で、袖口の内側に付いたアルパカモヘア、インナーの脇の下と裾に付いたループが廃止されています。

コストの削減か使っていた人たちが不必要だったのかは店主はそこまで詳しくは分かりませんが、まあ必要ないだろうということで、翌年に無くなったんでしょうね。





次は中間的なアイテムのウィリアムギブソンコレクション。
当時のディテールを忠実に再現しつつ、ヴィンテージでは存在しないブラックカラーと現代的なシルエットに仕上げた面白いアプローチをしているL-2Bとモッズコート。

ウイリアムギブソンとはキアヌ・リーブス主演のSF映画「JM」の原作と脚本を書いたアメリカのベストセラーSF作家。

ヴィンテージの服やフライトジャケット、ミリタリーウオッチの収集家でもあり、元々ギブソン氏本人も実際にBUZZ製品の愛用者でもありました。

ウィリアムギブソンコレクションを発売するきっかけとなった話が面白くて、彼の新作『パターン・レコグニション』には、高価なBUZZの黒いMA-1を宝物として大切に着ている、ケイスという主人公が登場し、海外ではBUZZ RIKSON’Sの黒いMA-1への問い合わせが殺到したそうです。
その理由として氏の最新作にBUZZの黒いMA-1が何度も登場するからだという事が判明したそうで。
その後、ウィリアムギブソン氏とBUZZ RICKSON'Sが実際に会い、ウィリアムギブソンコレクション誕生したそうです。

ヴィンテージには存在しないジャケットですが、ブラックの生地にマットなウールリブニット、ファスナーテープ、ファスナ引き手についた革の質感や金属特有の冷たい光。
黒だからこそ騙せない、素材そのものが持つ質感が明確となり、生地、パーツが持つ良さが際立つアイテムになっています。



次はWORKERS"M-65 Mod,BLACK"。
M-65にしてはすっきりとした印象で、品名にもある通りまさにモデファイされています。

以下内容です。
素材は綿100バックサテンで、M-65というよりはM-51のそれで、より素材感の良さが出ています。
デザインされた作り手の舘野氏が個人的に苦手なエポレットは潔く無くしてます。
M65も初期型は元々ついていないそうです。
そして、ある意味M-65らしさの象徴でもある収納パーカーもなくしてます。
オリジナルはこの収納パーカーが背中側に落ちているのですがどうにもモコモコして気になる、また、現行で良くある襟のみに収める方法だと今度は立ち襟がかさばる。
そこで、思い切ってフードは無くしています。
その代りではありませんが、首にあたる肌部分はコーデュロイに。
また、襟を立てて固定できるようタブをつけています。
昨年、WeatherComfortJacketでもやっていましたが、襟にコーデュロイ、それを立てて固定すると寒いときにはマフラー替わりで実に便利。
実用性を考えた仕様です。

ウェストのドローコードも、最終部分が金属ハトメにせよ、ボタンホールにせよ実用すれば傷みやすい部分。
かつ、着ていると微妙に体に当たって気になるのでそれも無くしています。

ファスナーはYKK、ビンテージを模した「オールドアメリカン」シリーズ。
綿テープで引手をつけています。
スナップは露出に、また左腕部分にはiphone6が入るマチ付ポケット。
袖は太め、その分、袖口が絞れるようスナップをつけています。

まさにモデファイトなM-65ジャケット。
作り手が必要ないと思われるディテールやデザイン、こってりした所は大胆に無くし、襟のコーデュロイに代表される、もともと持っている良い部分を邪魔しないように追加する。

どちらが良くてどちらが悪いかではなく、2015年秋冬に今まで培ってきた作り手のスタイルが現れたM-65です。



次もWORKERSからN-3系のデザインを元にモデファイトされた中綿入りのアウター。
表生地にコットンリップストップ、裏地はナイロンリップ。
その間に3M/シンサレートを挟み込んだパフジャケット。
裏地に中綿をとめつけ、中綿が落ちることを防いでいます。
袖口にはコットンリブを入れて防寒性をアップ。
フードは脱着可能、フード付けスナップを襟にそのままではなく別布に。
フードが引っ張られても襟本体が引っ張られないので簡単にはフードが取れません。

スタンドカラーの肌側は毛足の長いコーデュロイ。
首回りの防寒性と肌触りの良さを考えています。

機能面でも、縦長のハンドウォーマー+腰のフラップと、ポケットはより実用性が高くなっています。
作り手の舘野氏が去年着てみて感じたのがシンサレートハイロフトの暖かさ。
ただ、使ったのが一番厚みのあるものだったのでかさばる。
そこで、今年は1ランク薄い物を使ってすっきりと。
これならば、中にシャツ+セーター程度着てちょうど良い厚み具合。

ファスナーはミリタリーウェアらしく、YKK製のオールドアメリカンの中でもワイヤー引手の物を。
そのままでは使い勝手が悪いのでテープを引手につけています。
38サイズで1200グラム程度。アウターにしては軽く、着ていて疲れにくいのが特徴です。




SALTWATER COWBOYの"REIBEN JACKET TYPE-M41"
1950年代頃のU.S. ARMY M-41フィールドジャケットを元に物語をデザインに乗せたジャケット。

実はこちら去年の2014年のジャケットで、今はCAL O LINEのデザイナーとして活躍をしている金子氏がデレクションをしていた最後のシーズンのアイテム。
14FW SALT WATER COWBOYのコンセプトの一つである「CHASING WEST」
読みかけのカリフォルニア史書籍をバックパックに詰め込み、故郷のSANTA CRUZを後にした若いバックパッカー。
彼が残した「ANOTHER WILD WEST」のメッセージとバナナスラッグの描かれたジャケットを便りに、彼の後を追いかけ、シェラネバダ山脈、ネバダ、アリゾナの地を旅する。

というもの。
そしてこのアイテムはカリフォルニアで旅をする若者がLAのVINTAGE SHOPで見つけたブルックリン出身の兵士のものと思われるジャケットをイメージしています。

金子氏のデザインの元になるアイテムは軍ものが多いのですが、数年前に実際に話した時に彼なりの哲学があって、軍物は本当によく考えられて作られた素晴らしいディテールがあるけど、戦争をイメージする物は作りたくないといっていました。

ヴェトナム反戦運動やヒッピーの当時の画像を見ると、カウンターカルチャーをしてあえて軍物シャツやジャケットを着用し、LOVE and Peaceのワッペンやバッジでリメイクし、平和の象徴として使われていた歴史もあります。

そういった目線で物作りをされているのが良く分かるジャケットです。

表地は耐水、撥水のVentile Cloth、身頃の裏地には薄いフリース。
ZIPはクラシックなディテールのUniversalを使用。

※M-41
第二次世界大戦中にアメリカ陸軍が採用したフィールドジャケット。
シンプルなディテールで、デザインは民間のウインドブレーカーの影響を受けています。
特徴は腕の運動量を確保するため背中の両サイドに設けられたアクションプリーツ、防寒性と遮風性を高めるためジッパーとボタンのダブル仕立てになっています。

※Ventile Cloth
ベンタイルは、天然繊維「綿」から生まれた高機能素材。通常ブロードとして最高級ワイシャツ生地に利用される80番手という超極細の綿糸を、ブロードの160%もの糸量を使い、織機が織り上げることのできる密度の限界まで打ち込んでつくられる織物です。
英国空軍パイロット用の耐水服素材として開発され、日本でも防衛庁の海難救助服として利用されるなど、その機能性は折り紙付き。綿100%でありながらハードな使用に耐え、耐水圧700mm以上の防水性能(トラックの幌用綿帆布は500mm、綿の洋傘は250mm)と高度な撥水性能(洗濯前は水滴が付着しない100点の撥水性能、洗濯10回後も80%以上)、さらに、7000g/m2/24hの透湿性、0.5~2.0cc/cm2/secの通気性など、優れた機能性を持ちます。その上、直接肌に触れる生地面は、コーティングや合成繊維とは比較にならない爽やかな着心地を実感させてくれます。


次は今季の秋冬スタートしたその金子氏のブランドCAL O LINEからM-41を元にしたアウター。
今季は背面にプリントが控えめですが、メッセージは強烈です。
SF(SAN FRANCISCO),US(UNITED STATES)と手書き風プリント。

ビートが生まれた場所NY(ニューヨーク)ビートがアメリカ(US)を渡りヒッピーカルチャーをして花開いた場所、SF(サンフランシスコ)を表すプリントがされています。

有名なブランドだから、なんかカッコイイ、売れてて話題だからとか。
本当にそれで全然良いんです、それもスタイルですから。

ウチのスタイルは、作り手が込めた思いをしっかり受け止めた上で、お金を払って買っていただく方にお伝えする橋渡しがアイテムそのものが持つ価値の一部だとも思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今期アウターを考えている方の参考になればと思います。

2015年11月22日日曜日

VINTAGE WORKS WALLET&BELT

VINTAGE WORKSから売り切れていた財布とベルトが入荷しました。

1996年より生産され続けている定番モデル。
最大の特徴はバックルとループが一体型になった機能美です。



大きな財布を持ちたくない派のあなたへ。
サッと取り出せるサイズ感で、軽装時にお尻のポケットの膨らみを抑える事も出来ます。
素材の革はシカゴのタンナーホーウイン社。ホーウインを代表するレザーでもあるクロームエクセルを贅沢に使用してます。
ステッチがブラウン色で真鍮のリベットパーツを採用、この革の良さを引き立ててます。
ただいま他にもVINTAGE WORKSの在庫が揃っております。
特に財布などの革小物はクリスマス時期にはまた在庫が少なくなってしまうのでお早めにどうぞ。

1992年それまで国内では皆無であった海外製品にも劣らない革製品を作る事を目標に業界の有志数名にてスタート。
それまでのベルト作りにおける常識を見直しつつ新たな技法、加工技術、また革だけにとどまらずバックルなど金属製品パーツの製造にも積極的に取り組み何にも例えられる事のないオリジナリティーを持った製品の開発に成功。
その製品は高いクオリティーを色褪せないデザイン、他を圧倒する存在感と堅守性、良い物に必要な正しき質を持ち合わせています。
目まぐるしく変化する社会の中でも、合理化はせず熟練の職人の手作業を重んじた極めて信頼性の高い製品を製造する事を20年経った今でもかたくなに守り続けており、近年ではその伝統を守りつつ経験に裏打ちされた高い生産性を持つ生産部も併設し様々なコラボレーションアイテム、OEM製品の製造に意欲的に取り組んでいます。

2015年11月20日金曜日

CAL O LINE 40’sヴィンテージの寒冷地用コートを参考に、機能的にモデファイトしたアークティック(北極)コート

CAL O LINEから今期Rhythmの中で一番暖かいアウターが入荷です。

デザインは40’sヴィンテージの寒冷地用コートから。
機能的には現代のハイテク素材を使い、暖かさはもちろん、軽く、動きやすく出来ています。

表地に高密度の撥水生地、裏地は蓄熱合繊を採用、その間に軽く保温性のある3M/シンサレートを挟み込んでいます。

フードは取り外しが可能、身幅が調整できてウエストを絞るベルト、風に侵入を防ぐよう考えたれた前立て、斜めに付いたハンドウォーマー。
袖口にウールリブを入れることで防寒性を良くし、背面に大きくとられたダーツはアクション性に優れ、バレル(樽)のような独特なシルエット。

昔ながらの良いとことは取り入れつつ、軽さや着心地、動きやすさ等、機能面をアップデートした素晴らしいコートに仕上がっています。


STORYは始まる。
かつてCALIFORNIA出身の米兵が世界にSURFINを伝播したように、新たなSTORYは始まる。
ミュージック、サーフムービー、ファッションなどのサブカルチャーの発信源はいつもこの地だった。
CALIFORNIA OCEAN LINEそこから始まる遠洋航路は水平線の彼方、未開の世界と結ぶ。
CALIFORNIA OUT LINEその輪郭は、カウンターカルチャーから生まれるアウトスタンディングな系統。
新しい風を送り込み、その風潮を変える。斬新かつユニークな表現に、きっと驚くはずだ。

DESIGNER:金子 敏治
10代の頃よりアメリカンカルチャーとサーフィンに傾倒し、ブランドのデザイナーやディレクターを経て、
自身の今までの経験やライフスタイル、精通するVINTAGEの要素を反映させたブランド、CAL O LINEを2015FWよりスタートさせる。

2015年11月18日水曜日

2015 F/W Rainy Day Style

こちら横浜はお天気が優れません。
そんな日におすすめなジャケットを幅広いテイストでご紹介します。



PIG&ROOSTERのコーチジャケット。
表地はコットン55%/ナイロン45%で高密度で柔らかく風合いのある生地。
裏地は毛足が長く、肌触りの良いポリエステルボア。
袖裏は滑りの良いナイロンキルティング。
胸には花井裕介氏書き下ろしによるしっかりした厚みのある刺繍のワッペンが付きます。
スムーズな腕の動きを考慮し、フロントはセットインスリーブで、バックはラグランスリーブで特殊な袖の付け方をしています。
バックヨークはウエスタン調で、デザインによる抜群の雰囲気に加え、着心地、機能性も考慮し、しっかり作り込まれたコーチジャケット。

"Concept"
公園や近所でのんびりする、
自宅でゆっくりと過ごす、
海に出かけてサーフィンをする―。

自然との調和で生まれる、開放的なくつろぎの時間。

そんなリラックス空間に適応した
COMFORTABLE STYLE(comfy style)をAROUND WEARとし
日本とアメリカの文化、フィルターを通して提案していきます。



SUGAR CANEのマウンテンパーカ

1970年代のヴィンテージを元にアップデートされたマンパーです。
ヴィンテージマウンテンパーカの特徴、生地の60/40クロス、雨よけの立体型の小ぶりフード、運動性に配慮したラグランスリーブ、ベルクロ付きのコンビネーションポケット等大事なところはそのままで、
使い勝手の良いジッパー付き胸ポケットや保温性と動きやすさを考慮した薄い中綿が入ります。
全体的なシルエットもビンテージでは長すぎる丈の長さを短くし、太すぎるアームホールなどを 普通とされる太さに調整してます。

良い所はそのままで、現代でも通用する使いやすさを最大限考慮したマウンテンパーカーです。

SUGAR CANE(シュガーケーン)「サトウキビ」という名を持ついかにもアメリカ的なこのブランドこそ、日本に誕生した初めての米軍向け衣料メーカーである。
1965年、米軍によるベトナム戦争への本格的介入を機に、米軍基地関係者を対象にSUGAR CANEの生みの親である東洋エンタープライズは設立された。
その後、米軍向けの衣料製造と共に国内への米軍サープラスの流通窓口としての展開も行い、ベトナム戦争が1975年に終結すると完全な国内向けの衣料メーカーに転身。
当時米軍基地に駐屯していた将校によって「SUGAR CANE」と名付けられる。
SUGAR CANEの誕生は日本でありながら、米軍基地を相手に育っただけにその精神も物作りのノウハウも本場仕込み。
当時から現在に至るまでアメリカのシンボルとも言えるデニム素材を中心とした本格仕込みのワークウェアを作り続けている。



WORKERSのマウンテンパーカ。
どちらも撥水性のある生地ですが、ネイビーがパラフィンダックのように、経年変化と思い楽しんでいただきたいコーティングのキャンバス生地。
ラセット(茶系)は高密度の平織の国産ベンタイル、綿100%にしては薄く、軽い着心地が特徴。

よく考えられた腰ポケットはマチ+ハンドウォーマー。
フラップ裏、前立て裏といった部分にはコーデュロイを使い適度な厚みを持たせています。
あごのファスナーが当たる部分はチンガード付。
ファスナーはあえてYKKの大型ダブルファスナーで使い勝手を重視。
ジャケットを着た上に、また厚手のセーターの上。
裏地は身頃がコットン100/袖裏が綿ポリエステルと薄手の物を使っているので春先まで着用可能です。



お次もWORKERS
こちらは軍物N-3ジャケットのデザインをベースに軽く暖かいアウターとして作られています。

表生地にコットンリップストップ、裏地はナイロンリップ。
その間に3M/シンサレートを挟み込んだパフジャケット。
袖口にはコットンリブを入れて防寒性をアップ。

フードは脱着可能。
スタンドカラーの肌側は毛足の長いコーデュロイ。
首回りの防寒性と肌触りの良さを考えています。
ファスナーはミリタリーウェアらしく、YKK製のオールドアメリカンの中でもワイヤー引手の物を、そのままでは使い勝手が悪いのでテープを引手につけています。 
38サイズで1200グラム程度、アウターにしては軽く、着ていて疲れにくいのが特徴です。

岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。

2015年11月17日火曜日

2015 F/W COAT STYLE

今期注目しているミドル丈コートを集めて見ました。


1800年代の古いナバホラグの柄を元に製作したオリジナル ウールジャガードのチェスターコート。
ざっくりした上質な生地感とナバホ柄の中でもクラシックな柄をチョイスするところにセンスを感じます。
インナーには保温性もある中綿入り。
通常の3倍の保温性のあるシンサレートを採用し、真冬でもこれ一枚でバッチリです。

STORYは始まる。
かつてCALIFORNIA出身の米兵が世界にSURFINを伝播したように、新たなSTORYは始まる。
ミュージック、サーフムービー、ファッションなどのサブカルチャーの発信源はいつもこの地だった。
CALIFORNIA OCEAN LINEそこから始まる遠洋航路は水平線の彼方、未開の世界と結ぶ。
CALIFORNIA OUT LINEその輪郭は、カウンターカルチャーから生まれるアウトスタンディングな系統。
新しい風を送り込み、その風潮を変える。斬新かつユニークな表現に、きっと驚くはずだ。




毛織物の産地・尾州の機屋で織り上げたクラシカルなウールサージ織りという素材を使用。
形はワークコート(エンジニアコート)のディテールを取り入れていて、綺麗すぎず気軽に羽織れれるコートです。


こちらは一見ウールに見えますが、コットン素材のコート。
毛織物の産地・尾州の機屋で織り上げたコットンの杢ヘリンボン素材に起毛をかけています。
形は上のコートと同じでワークコート(エンジニアコート)のディテールを取り入れていて、綺麗すぎず気軽に羽織れれるコート。


生地は羊毛番手super100'sの細い糸で織り密度があって厚みもありながら、非常に上質な滑らかな100%ウールメルトンです。
デザインもアナクロらしさもありつつ、ディテールやシルエットはクラシックな作りです。

ブランド名のANACHRONORMとは「anachronism(良い意味での時代錯誤)」と「norm(基準)」との造語”から由来している。次の時代のヴィンテージ、そしてスタンダード”をコンセプトにして、技術的には未成熟で粗野なモノづくり感を、現代の生地・縫製・加工技術で表現。 日本の素材・技術をふんだんに使い、手作業ならではのシワ、ダメージ感、風合い、味わいを今の新しいスタイルで提案する。


歴史に存在しないBLACKのM-51。
ビンテージのフライトジャケットやミリタリーアイテムを知り尽くしたBUZZ RICSON’S製だからこそ、説得力のあるモッズコートに仕上がってます。

デザインはヴィンテージコークターでアメリカの著名な小説家ウイリアム・ギブソン。

※WILLIAM GIBSON COLLECTIONが誕生するまでのきっかけが書いてあります。
お時間ありましたら是非読んでみてください。

往年の味わい深いフライトジャケットを限りなく忠実に再現してきたBUZZ RICKSON’ASが、なぜ歴史上に存在しない 「BLACK MA-1」を作ったのでしょうか?
それには勿論理由があり、2003年1月に、欧米でBUZZ RIKSON’Sの代理店でもなる「イーストマン社」から受けたある問い合わせのFAXが始まりでした。
「BUZZ RICKSON’Sには黒のMA-1が存在するのか?」。
そのようなわかりきった質問に、逆に疑問を感じ詳しく問いただしてみると、海外ではBUZZ RIKSON’Sの黒いMA-1への問い合わせが殺到しており、その理由としてある著名な小説家の最新作にBUZZの黒いMA-1が何度も登場するからだということが判明したのです。
その小説家とは、キアヌ・リーブス主演のSF映画「JM」の原作と脚本を書いたアメリカのベストセラーSF作家、ウィリアム・ギブソン氏で、彼の最新作『パターン・レコグニション』には、高価なBUZZの黒いMA-1を宝物として大切に着ている、ケイスという主人公が登場していたのです。
また、作者であるギブソン氏本人も、実際にBUZZの製品を愛用しており、その魅力を上で物語にBUZZを登場させている事も解ったのです。
『パターン・コレグニション』に歴史上には存在しない「BLACK MA-1」が、なぜ登場する事になったのか、ギブソン氏を訪ね話を聞いてみると、「私はヴィンテージの服やフライトジャケット、ミリタリーウオッチを集めるのが趣味なのですが、ある日、同じ趣味を持つ友人が、東京でBUZZ RICKSON’SのU.S.ネイビー・デッキジャケットを見つけた時の興奮を語ってくれました。そこで私はインターネットで検索し、BUZZ RICKSON’SがMA-1を復刻している事を知りました。その後、海外のファッション誌で”究極のMA-1"と紹介されているもの見かけました。私はこの小説のヒロインには、シンプルでクラシックなものを着せたいと思っており、BUZZ RICKSON’S MA-1にしたのです。アメリカ製MA-1というのも考えましたが、ヒロインの宝物というイメージにしたかったので、よりこだわりがあって高価なMA-1にしたわけです」とギブソン氏は熱く語ってくれました。
作者であるギブソン氏本人は、ヴィンテージの服やフライトジャケットを収集していることから、フライトジャケットを熟知しており、そのギブソン氏が推薦するフライトジャケットを『パターン・コレグニション』に習って黒い色に変えて展開します。
モノトーンに作り上げられたフライトジャケットの魅力の一つとして、異素材によるコンビネーションの美しさが挙げられるでしょう。
フライトジャケットの傑作、MA-1に例えると、光沢のあるヘビーナイロン素材をベースに、マットなウールリブニット、ファスナーテープ、ファスナ引き手についた革の質感、フロントにはファスナーが持つ金属特有の冷たい光が放っています。
これらのジャケットの素材感がより明確となり、それを表現したのが、このウィリアム・ギブソンコレクションを発表する由縁となったのです。
フッテージのモノクロの世界が繰り広げられる『パターン・コレグニション』の本文に、私たちの誇りである”BUZZ RICKSON’S”の文字が刻まれている限り、他の誰もが真似の出来ない今世紀最強の《THE ORIGIN FLIGHT JACKET》と考えています。


2015年11月16日月曜日

ANACHRONORM 素材の良さと丈の長さが印象的なクラシックな作りのPコート

ANACHRONORMから素材の良さと丈の長さが印象的なクラシックな作りのPコートが入荷しました。

生地は羊毛番手super100'sの糸で織り密度があり、非常に上質で滑らかな100%ウールメルトンを使用しています。
アナクロらしさもありつつ、ディテールやシルエットはクラシックな作りなので丈も長めなPコート。
長年愛用していただきたいアイテムです。


ブランド名のANACHRONORMとは「anachronism(良い意味での時代錯誤)」と「norm(基準)」との造語”から由来している。次の時代のヴィンテージ、そしてスタンダード”をコンセプトにして、技術的には未成熟で粗野なモノづくり感を、現代の生地・縫製・加工技術で表現。 日本の素材・技術をふんだんに使い、手作業ならではのシワ、ダメージ感、風合い、味わいを今の新しいスタイルで提案する。

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※機能11月15日に横浜のレストランバーGrass Rootsで物販イベントDUB WISEが無事終了しました。
ご来店いただいた方や関係者の方に感謝です。
ありがとうございました。

今回、店主が持ち込んだレターライトやマーキーサインと言われる看板が皆さんにとても評判が良くて大成功でした。
ご一緒させていただきたヴィンテージ眼鏡を扱う素敵眼鏡MICHIOさんにもオーダーいただき自分で言うのもアレですが、実力以上の物が出せました。笑

レンズの色が変わる仕様でこれはインスタの動画で見て欲しいです。


またサイズサンプルとして製作したBAR&AROOWサインは場所を提供してくださったGrass Rootsさんに買い取っていただきました。
店内の飾られているのでグラスルーツにお越しの際は見てやってください。


P.S.どちらも本当に喜んでいただき、褒められたのが本当に嬉しかったなー!
機会があればまたお願い致します。

2015年11月14日土曜日

ANACRONORM 上質なオリジナルキャバルリーツイル生地を使用したボアウールブルゾン

ANACRONORMから上質なオリジナルキャバルリーツイル生地を使用したボアブルゾンが入荷です。

生地はシェットランドウール糸とsuper 100'sで上質且つ柔らかく織り上げています。
裏地はサイトスフィルム入りの中綿キルティング、ダウン並みの保温力を発揮。
襟元のストラップをとめて立ち襟での着用するとより防寒性が高まります。

シンプルな形ながら新しい質感の上質なオリジナル生地を使用しています。
見た目より断然軽く、首元も暖かいので本当に寒い時期こそ力を発揮するブルゾンです。



ブランド名のANACHRONORMとは「anachronism(良い意味での時代錯誤)」と「norm(基準)」との造語”から由来している。次の時代のヴィンテージ、そしてスタンダード”をコンセプトにして、技術的には未成熟で粗野なモノづくり感を、現代の生地・縫製・加工技術で表現。 日本の素材・技術をふんだんに使い、手作業ならではのシワ、ダメージ感、風合い、味わいを今の新しいスタイルで提案する。


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※11月15日に横浜のレストランバーGrass Rootsで出展させていただく物販イベントDUB WISE
いよいよ明日になりました!
ヴィンテージ眼鏡を販売される素敵眼鏡MICHIOさんのブログで全体のわかりやすい内容を書いていただいております。
リンク先にてご覧になってください。

明日Grass Rootsにてお待ちしています!

11月15日(12:00-17:30頃まで)
Grass Roots
〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2丁目2−13−3 B1
Tel:045-312-0180

2015年11月13日金曜日

アメリカの刑務所とアメリカ軍で使用されていた貴重なヴィンテージ眼鏡フレーム

アメリカの刑務所とアメリカ軍で使用されていた貴重なヴィンテージ眼鏡フレームが入荷です。

アメリカの刑務所で使用されていたプリズナーフレームは1960-70年代のデッドストックフレーム。
特徴は凶器として使われる恐れのあるツルの芯金が入っていません。
生地はNYLON製で程よい硬さもありながら柔らかく、軽く、扱いやすく、かけやすく出来ています。

シンプルで合わせやすい形、チョコブラウンとブラックの2色です。



米軍に使用されていた眼鏡フレームUSS BCG FRAME。
USSとはUnited States Safety Service Co.(米軍公認製造会社)の略で、米軍公認の製造会社が生産しましたという印。
今回入荷した物はROCHESTER OPTICAL MFG.CO. による製品。

BCGとはBirth Control Glasses直訳すると避妊眼鏡。
当時、眼鏡はダサイ男の象徴→モテない→女性との関係が無い→避妊(バースコントロール)となるわけです。笑
面白い話ですね。
こちらはクオリティーも素晴らしく、絶妙な形でかけやすいデザインです。

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※11月15日に横浜のレストランバーGrass Rootsで出展させていただく物販イベントDUB WISE
もう完全に気持ちは看板屋さんとして出展させていただきます。笑
今回そのサンプルが完成し、気になるプライスも決まりました。
電球が入ると雰囲気抜群ですよ。

今回はお部屋に飾れるサイズで、さらにプレゼント出来るようなリアルな金額にしたいと思い、かなり金額的にかなり無理してます。笑
いっぱい売れすぎたら確実に値段上げますよ(ホントに 笑)。

気になるプライスは左から、
BがサイズSmall H(高さ)8″(インチ) 9000円(税別) 
AがサイズMedium H10" 11000円(税別) 
RがサイズLarge H13" 13000円(税別)
下の→Arrow Sign W(幅) 31" 15000円(税別)

今回はこんな金額が目安です。
サイズも分かりづらいインチですみません。笑

その他こ希望の文字、もしくは文字の組み合わせ、AROOWの形やサイズもご相談ください。
出来る限り対応させていただきます。

11月15日(12:00-17:30頃まで)
Grass Roots
〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2丁目2−13−3 B1
Tel:045-312-0180

2015年11月12日木曜日

Native American Jewelry Kevin Ramone&Sonny Spruce Bangle

インディアンジュエリーのバングルが入荷です。

昔ながらのオーセンティックなデザインが特徴で、プレーンワイヤーにスタンプワークが特徴のソニースプルース。

母Geneva Ramoneの特徴を受け継いだ丁寧かつ繊細で、深く打ち込まれたスタンプワークが特徴のケビンラモーン。
日本ではまだこれからのアーティストですが、作品の完成度は抜群です。

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※11月15日に出展させていただく物販イベントDUB WISE
今日はそのDUB WISEに出展してくれるインディアンジュエリーのディーラー4Starさんと打ち合わせ。
アメリカ帰りホヤホヤで在庫量が半端なかったです!!
なので急遽ですが14日 土曜日12:00-21:00ここRhythm店内で展示販売会をやっちゃいます‼︎
これバングルの一部。
実際見ると圧巻です!
今週末、土曜はRhythm,日曜日はGrass Rootsに是非お立ち寄りください。