2015年11月17日火曜日

2015 F/W COAT STYLE

今期注目しているミドル丈コートを集めて見ました。


1800年代の古いナバホラグの柄を元に製作したオリジナル ウールジャガードのチェスターコート。
ざっくりした上質な生地感とナバホ柄の中でもクラシックな柄をチョイスするところにセンスを感じます。
インナーには保温性もある中綿入り。
通常の3倍の保温性のあるシンサレートを採用し、真冬でもこれ一枚でバッチリです。

STORYは始まる。
かつてCALIFORNIA出身の米兵が世界にSURFINを伝播したように、新たなSTORYは始まる。
ミュージック、サーフムービー、ファッションなどのサブカルチャーの発信源はいつもこの地だった。
CALIFORNIA OCEAN LINEそこから始まる遠洋航路は水平線の彼方、未開の世界と結ぶ。
CALIFORNIA OUT LINEその輪郭は、カウンターカルチャーから生まれるアウトスタンディングな系統。
新しい風を送り込み、その風潮を変える。斬新かつユニークな表現に、きっと驚くはずだ。




毛織物の産地・尾州の機屋で織り上げたクラシカルなウールサージ織りという素材を使用。
形はワークコート(エンジニアコート)のディテールを取り入れていて、綺麗すぎず気軽に羽織れれるコートです。


こちらは一見ウールに見えますが、コットン素材のコート。
毛織物の産地・尾州の機屋で織り上げたコットンの杢ヘリンボン素材に起毛をかけています。
形は上のコートと同じでワークコート(エンジニアコート)のディテールを取り入れていて、綺麗すぎず気軽に羽織れれるコート。


生地は羊毛番手super100'sの細い糸で織り密度があって厚みもありながら、非常に上質な滑らかな100%ウールメルトンです。
デザインもアナクロらしさもありつつ、ディテールやシルエットはクラシックな作りです。

ブランド名のANACHRONORMとは「anachronism(良い意味での時代錯誤)」と「norm(基準)」との造語”から由来している。次の時代のヴィンテージ、そしてスタンダード”をコンセプトにして、技術的には未成熟で粗野なモノづくり感を、現代の生地・縫製・加工技術で表現。 日本の素材・技術をふんだんに使い、手作業ならではのシワ、ダメージ感、風合い、味わいを今の新しいスタイルで提案する。


歴史に存在しないBLACKのM-51。
ビンテージのフライトジャケットやミリタリーアイテムを知り尽くしたBUZZ RICSON’S製だからこそ、説得力のあるモッズコートに仕上がってます。

デザインはヴィンテージコークターでアメリカの著名な小説家ウイリアム・ギブソン。

※WILLIAM GIBSON COLLECTIONが誕生するまでのきっかけが書いてあります。
お時間ありましたら是非読んでみてください。

往年の味わい深いフライトジャケットを限りなく忠実に再現してきたBUZZ RICKSON’ASが、なぜ歴史上に存在しない 「BLACK MA-1」を作ったのでしょうか?
それには勿論理由があり、2003年1月に、欧米でBUZZ RIKSON’Sの代理店でもなる「イーストマン社」から受けたある問い合わせのFAXが始まりでした。
「BUZZ RICKSON’Sには黒のMA-1が存在するのか?」。
そのようなわかりきった質問に、逆に疑問を感じ詳しく問いただしてみると、海外ではBUZZ RIKSON’Sの黒いMA-1への問い合わせが殺到しており、その理由としてある著名な小説家の最新作にBUZZの黒いMA-1が何度も登場するからだということが判明したのです。
その小説家とは、キアヌ・リーブス主演のSF映画「JM」の原作と脚本を書いたアメリカのベストセラーSF作家、ウィリアム・ギブソン氏で、彼の最新作『パターン・レコグニション』には、高価なBUZZの黒いMA-1を宝物として大切に着ている、ケイスという主人公が登場していたのです。
また、作者であるギブソン氏本人も、実際にBUZZの製品を愛用しており、その魅力を上で物語にBUZZを登場させている事も解ったのです。
『パターン・コレグニション』に歴史上には存在しない「BLACK MA-1」が、なぜ登場する事になったのか、ギブソン氏を訪ね話を聞いてみると、「私はヴィンテージの服やフライトジャケット、ミリタリーウオッチを集めるのが趣味なのですが、ある日、同じ趣味を持つ友人が、東京でBUZZ RICKSON’SのU.S.ネイビー・デッキジャケットを見つけた時の興奮を語ってくれました。そこで私はインターネットで検索し、BUZZ RICKSON’SがMA-1を復刻している事を知りました。その後、海外のファッション誌で”究極のMA-1"と紹介されているもの見かけました。私はこの小説のヒロインには、シンプルでクラシックなものを着せたいと思っており、BUZZ RICKSON’S MA-1にしたのです。アメリカ製MA-1というのも考えましたが、ヒロインの宝物というイメージにしたかったので、よりこだわりがあって高価なMA-1にしたわけです」とギブソン氏は熱く語ってくれました。
作者であるギブソン氏本人は、ヴィンテージの服やフライトジャケットを収集していることから、フライトジャケットを熟知しており、そのギブソン氏が推薦するフライトジャケットを『パターン・コレグニション』に習って黒い色に変えて展開します。
モノトーンに作り上げられたフライトジャケットの魅力の一つとして、異素材によるコンビネーションの美しさが挙げられるでしょう。
フライトジャケットの傑作、MA-1に例えると、光沢のあるヘビーナイロン素材をベースに、マットなウールリブニット、ファスナーテープ、ファスナ引き手についた革の質感、フロントにはファスナーが持つ金属特有の冷たい光が放っています。
これらのジャケットの素材感がより明確となり、それを表現したのが、このウィリアム・ギブソンコレクションを発表する由縁となったのです。
フッテージのモノクロの世界が繰り広げられる『パターン・コレグニション』の本文に、私たちの誇りである”BUZZ RICKSON’S”の文字が刻まれている限り、他の誰もが真似の出来ない今世紀最強の《THE ORIGIN FLIGHT JACKET》と考えています。


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