2020年9月21日月曜日

Workers K&T H MFG Co 2020春夏から登場したBIG BDこの秋冬は本命のオックスをラインナップ "Big BD"

皆さま毎度こんにちは。いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。
この連休は随分過ごしやすくなって来ました。
そんな時期にちょうど良い、先日入荷したWorkersの"Big BD"をご紹介させていただきます。




オックス3色、起毛感のあるチェック(薄手コットンネル)が1色。
オールドのRLのボタンダウンから型紙を取ったビッグシルエット。

襟型、Modified BDとは明らかに違い、羽襟が短く、でも2010年頃はやった極端に小さい襟とも違う。それもそのはず、元ネタは1980-90年代頃の某ポニーが有名なあのブランドのビッグシャツだからです。

BIG FITを表すネーム。ヨークが二枚に分かれているのも、参考にしたシャツの仕様から。「スプリットヨーク」とも呼ばれます。正直、機能は無い。「うちは柄こんだけ合わすんだぞ!」とかシャツ屋の技術見本のような感じが私には思える仕様です。

羽襟先ステッチギリギリに開けたボタンホール。簡単そうで、「ちゃんとしたシャツ屋かそうでないか」がすぐわかる部分。
角度、そして襟先を作るとき、どこまでフラットに作れているか。シャツの基本がもろに出る部分です。

胸ポケット、BIGな身頃に合わせてちょっと大きめに。形もModified BDの樽型とは変えてホームベース型。

袖ぐりは見えませんが、チェーンステッチの折伏せに、肩はステッチあり。Modifiedとはここも仕様を変えて。正直、趣味で変えてるだけですが。

長めの開きで袖をまくりやすく。カフスステッチの入れ方も参考見本に忠実に。袖との取り付け側のステッチ幅が狭いので、ちょっとカジュアル目に見えます。う~ん、わかりづらい!でも、仕様を決めるときはステッチの幅一つでも 「これはクラシックな雰囲気にしたいからコバだな」とか「もう少し60年代アイビーっぽく0.6幅だな」とか、ステッチの幅一つでも、その製品の最終的な雰囲気に合わせて検討します。


前立ては乗せ。ボタンはWORKERSにしては珍しくクロス付け。

ネームの側からも見えた背中心にハギのあるヨーク。正直、機能的に意味はない。ここを割ったからといって生地要尺(一着に必要な生地)は変わらない。
単純に「うちは柄合わせ得意なんだぜ!」という、意味合いがかなり強い仕様。今回頼んでいる工場さんのIさんが、超絶柄合わせ裁断得意な人なのでやりました。


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