今日はWorkersド定番のチノパンが再入荷したのでご紹介させていただきます。
古今様々なチノパンを混ぜて作ったWorkers Officer Trousers。
いわゆる「ある程度白いベーシックなベージュ」で、アメリカンクラシック的なコーディネートで定番の色。トラッド的にBDも良いですが、ワークシャツにも。
今まで作ってきた41カーキ、45カーキ、Army Officer's Trouersなど、いわゆる「ミリタリーのチノパン」 その仕様・シルエットをひとつにまとめ、今WORKERSが考えるもっともバランスが取れているチノパン、WORKERS OFFICER TROUERS。
シルエットはSlim。フロントは斜め切り替えポケット。手を入れやすく、強度面でも脇縫い目利用より上。
Slim Fitのフロントはボタンフライ。ボタンホールの間に止めステッチが入るクラシックなトラウザーズの仕様。
とても地味な改良ですが、生地が厚くなる部分。中の見えないところの生地を切ってなくしています。ただ、このままだと裏から手を入れるとその切った部分に手があたるので表には出ないステッチでとめる。ビンテージは無理やり、中を切らないで作ってるのがほとんどなのですが、ボタンを留めやすくするためWORKERSでは中をそいでいます。
実際着用したときのフロント。手を入れやすい斜め切り替えポケット。まっすぐではなく少し曲げることでより手を入れやすく。
ウェストにはジャベツクリフのベルトを合わせてみました。
尻ぐりは割り。ステッチ跡は若干残りますが、縫い目をほどけば寸法調節も可能。Army Officer's Trousersのように、Workers Officer Trousersのネーム。
ループはウェストに流し込み。これも現代ではあまり見ない仕様。というのも、現代はループを所定の長さに「切る」「折る」「カン止めで止める」一連の流れで動く「オートベルター」というミシンがあります。昔はこういった半自動機が無かったため、リーバイスなら帯始末の時にループを仮止めしたり、トラウザーズなら上に流し込んだりといろいろ工夫をしたのです。
この工夫を今我々が見ると「やっぱり古着って、ビンテージって面白い仕様で良いよな」と感じる部分の一つ。なので、手間はかかりますが再現している部分です。
小股はあえてステッチを入れています。ミリタリーチノは入っていないものが多いのですが、中には入っているものもあります。強度を考え、入れる始末です。
トップボタンは強度とはめやすさを考えて寝巻きしています。
バックのデザインはUSMCチノから。 外に向かって斜めに取ったダーツ。一本でも分量を多くとれますが、ウェスト周りがカーブするので腰裏をシングルステッチづけにしています。 ウェスト周りがカーブする、つまりウェストに入る二本のステッチの長さが違う、別々に縫うという必要が出てきます。ここをチェーンにしようとすると二本の針で一度に縫うので差寸が大きいとタックを取ってしまいます。説明が難しいのですが、要するに仕様・シルエットには密接な関係があり、この仕様・シルエットなら、他の部分はこうなると決まりというか、ベストなやり方があると考えています。
バックポケットは片玉縁にフラップ流し込み。物が落ちないという実用面だけでなく、ヒップの丸みでポケットの口が開いてしまうのも防いでくれる。
実用と見た目のすっきりさ、両方を兼ね備えた仕様。
VEST William Gibson COLLECTION by Buzz Rickson’s "BLACK JUNGLE CLOTH MILITARY DOWN VEST, U.S.N, Size 38"
GLASSES A.B.C. "France, 60s Dead Stock"
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